「筋肉の質に注意」についての記事が出ていました。見た目には筋肉のつきかたに変わりがないのに、実際動こうとすると運動機能が低下していると感じる人が増えているそうです。筋肉の質をチェックする動きとして、椅子立ち上がりテストが紹介されていました。片足で椅子から立ち上がるテストですが、昔から膝を痛めている私はすでに不可能ですが、皆さんはいかがですか?

筋肉は筋線維という細胞が束になったものです。同じ方向に向かって細長い線維が並んでいて、これらが縮んだり引っ張ることで筋肉が収縮します。この筋線維が太いと筋肉量が多く、重いものを持ったりする筋肉の大きさに比例します。年齢を重ねることで筋線維が細くなるため、若い頃に比べて筋肉量が減ることが考えられますが、必要なのは筋肉量だけではありません。

筋線維はその機能や特徴によって、赤筋と白筋に分けられます。赤筋は、遅筋とも呼ばれ、ゆっくりとした持続的な運動に適しています。反対に白筋は、速筋とも呼ばれ、瞬発的で大きな運動に適しています。この二つのバランスは、遠海を泳ぐマグロと近海にいるヒラメに例えられるように、個人差があり、どちらの筋肉が多いかによって得意な運動も異なってくるのが分かります。

高齢になると、この白筋の減少が見られるそうです。さらに運動の不足でも白筋は細くなってしまいます。高齢者に見られるゆったりとした動きはこの白筋と赤筋のバランスによるものと言えます。白筋を鍛えるためには、少し負荷があるかなくらいのトレーニングが必要です。ですが、急にジムに通ってマシーンを使うことは危険性も高いので、自宅で軽いスクワットなどの運動から始めましょう。筋線維のバランスを保つことで筋肉の質の向上を目指したいものです。