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“ピリオドタンパク”的ライフスタイルのススメ

今年64歳の私は毎朝、家を出るまでにその日のための体調を整えています。まず毎朝といっても、月の半分近くは東京を離れ、講演会、セミナ―などで、地方に出かけています。ですから毎朝、体のためといっても話は半分です。

朝は6時に目を覚まします。まず、枕元のカーテンを開けて朝の光を顔にあてます。それからカーボン光線器が足元にセットされていますので、スイッチをつけて足の裏に照射します。色々な種類のカーボンの棒を2,3本、スパークさせると明るい光が出て来ます。症状によって、カーボンの種類を変え、近赤外線、可視光線、近紫外線などが出て、血行を良くしたり、免疫を高めたり、怪我の回復を早めたりします。カーボンの照射は30分。
それから起き出してシャワーを浴びます。シャワーを浴びながら、ごく簡単な手足の屈伸をし、腕立て伏せ、腹筋運動をします。全身にセラリキッドを塗布し、部分的に調子が悪い場所はマッサージしていきます。最後に顔もマッサージします。それから食卓に向かい、朝刊を見ながらの朝食です。ご飯がある時はご飯を、それ以外はトーストを焼きます。おかずも2,3品です。食後に牛乳、バナナ、そしてプロテインを大さじ2杯、レシチン1袋入れて、ミキサーにかけ、色々なサプリメントを口に入れながら飲んでいきます。朝のサプリメントはAHCC、ビタミンE、B群、EQ10、オリゴノールなど。8時前には自宅を出て、歩ける時はこどもの国駅まで12,3分歩きます。
ちなみに昼のサプリはビタミンC、ビタミンB群、セレ二ウムなどを昼食後に、夕食後にはAHCC、オリゴノール、ビタミンA、ピクノジェノ―ルなどを摂取しています。できれば22時に寝床に入り、文庫でも読みながら少し時間を潰します。

我々は24時間で生活していますが、完全に外部からの音、光を漏れないように遮断した6週間の実験で、生物リズムは実際の時間と10分しか違わないというデータが出ています。これらの実験から、24時間の生物リズムは遺伝子ではっきり規定されていることがわかりました。しかし我々は気温、騒音、食事、不規則な生活などによって、生物リズムに影響を与え、誤差を生じさせます。その誤差を調節し、直していかなければなりません。その働きをするのが朝の日の光です。まず起きて、ある程度強い光を浴び、脳の中枢に刺激を与えてリズムをリセットすると、快適な1日が始まります。
次に朝のタンパク質の摂取です。朝のタンパク質の摂取によって体中の臓器にある時計にスイッチが入ります。ピリオドタンパクが作られ、1日の臓器の動きが決まります。ピリオドタンパクは12時間で減少します。そこで朝7時の朝食を取った場合、12時間前後の夜7時にタンパク質の摂取がもう一度必要になります。体重の1000分の1が基礎代謝で必要なタンパク質ですが、必要量の半分は寝ている間に、成長ホルモン、修復ホルモンの代謝で消耗します。ですから夕食は一番重く取るのがいいでしょう。
朝日を受け、朝食は抜かずに、卵、乳製品、大豆製品などのタンパク質を摂取し、夜もしっかりと食事をとる、まずここから健康を考えて行きましょう。

町田 久

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超高齢社会を生きるヒント

9月14日敬老の日を前に、厚生労働省の調査によると100歳以上の方が5万1376人と発表されました。女性は87.3%、男性は12.7%。ギネスブックに載る最高齢者は京都府の男性で115歳、1日3度の食事を楽しみにしているという。テレビでは車椅子に座り、ニコニコ顔で、しっかり話をされていました。
人口10万人比で長寿の第1位は高知、2位島根、3位山口、下位は埼玉、愛知、千葉と続きます。また65歳以上が3074万人で24.1%、75歳以上が1471万人で11.5%と世界のトップを切って、高齢者社会に入ってきています。

掴まれば歩いたり、立ち上がったりすることができる要介護1~要介護5まで含めて、要介護者は469万人。そして高齢者の10%の242万人が認知症、2020年には325万人まで増えるとされています。原因として、女性はアルツハイマー病、男性は脳血管性が多いようです。
国の人口問題研究所の発表では今年8月で総人口は12757万人、それが48年後、2060年には1億人を切り、60年後、2072年には8673万人となります。夫婦が生涯に子供をもうける数が、調査を開始した1940年以来初めて2人を下回り、1.96となりました。2007年には一人暮らし世帯が1462万世帯で、一般世帯を上回っています。いよいよ少子高齢化に入ってきたという数字が出てきているといえます。
医療、福祉の充実を国に任せるだけでは、立ち行かなくなるのは目に見えてきています。生涯設計を立て、自分の体の健康への意識を高めて、日常生活から自ら健康を作っていかなくてはなりません。検診などによる病気の早期発見、早期治療も大切ですが、医療機関に全て頼るのではなく、医療とはうまく付き合い、基本的には自分自身で体をコントロールしていく必要があります。

タイの仏教伝統医学も一つのヒントになると思います。
以前、タイはバンコックの仏教寺院を訪ねました。タイの人は熱心な仏教徒が多く、寺院には多く参拝者が訪れていますが、そのお寺の境内に体育館のような施術所がありました。参拝した後、そこで施術を受けてから帰ります。タイマッサージが主ですが、灸やハリなども行われていました。施術者は、寺院の中の学校で勉強し、免許をもらってから仕事に従事しています。施術料も決められていて、寺院だけでなく、街の中で施術を受けても同じ料金です。古代インド、中国の影響を受け、数百年前からこのような形でタイマッサージが行われてきています。“ワット”と呼ばれる寺院は僧侶にとって仏教を学ぶ場でありながら、そこでマッサージも学び、人々に病気の治療、健康法を授けてきた歴史があります。マッサージをする前に“ワ―イ”と呼ばれる合掌を行い、健康と幸せを祈ります。これはタイマッサージが寺院で発展してきた名残だろうと言われています。

日本の街でも、人が集まるコミュ二ティーがあり、そこで色々なセラピーが行われる形が欲しいと模索しています。今後ますます一人住暮らしが多くなります。心と体の健康を支える場所を作っていきたいと思います。

町田 久

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井上重治先生を偲ぶ

5月に井上重治先生がお亡くなりになりました。井上先生は帝京大学医真菌センターの安部先生から紹介されました。医真菌センターの講師をしていらっしゃいました。

先生とはいくつもの想い出があります。我が家を新築したのは10数年前ですが、安部先生と一緒に新築のお祝いに自宅に来て頂きました。知り合いのおすし屋さんに握りを届けてもらい、夕食を共にしましたが、胃がんの手術をされた後だった先生が美味しい美味しいとニコニコしながらお寿司を食べていたのが印象的でした。
韓国の大学で、教室を使った講演会にも一緒に参加して頂きました。その講演の中でユズが日本原産と話されたので、講演後“ユズは中国が原産で、韓国、そして日本に入った物ですよ”とお話したら、そうですかとまたニコニコしていらっしゃいました。帰りの韓国の空港内のレストランでは、お一人で参鶏湯(サンゲタン)を食べて来られ、“こんな美味しいものがあるのですね”とおっしゃっていました。

最後にお会いしたのは、2年前10月大阪国際会議場で行われた日本アロマセラピー学会の会場でした。ランチョンセミナーで受け持ち時間が1時間、前半は安部先生がアロマセラピーの理論、後半は私が臨床を講演しました。私はアロマセラピーの基本は手技にあるという話から入り、特に痛みに効果があるという話をしました。そして医療の世界に一番欠けているのがアロマセラピーをはじめとする手技であるという私の講演内容に井上先生は“いいお話でしたよ”と声をかけてくださいました。
講演内容、また活動内容についてこのように声をかけていただけることが、一番の励みになります。井上先生は多くの人に声をかけていらっしゃったのでしょう。

井上先生は多くアロマセラピーの本を出版されています。2年前に出された“抗菌アロマセラピーへの招待”(井上重治、安部茂 著 B5判264頁 定価4,200円)は、1.はじめに、2.精油の抗菌作用の基礎、3.精油の感染症への臨床応用、4.抗菌アロマセラピーにおける免疫と炎症、安全性、5.まとめ 現代医療における抗菌アロマセラピーの位置づけと続くボリュームのある本です。
“少しでも和らげるために、難しい専門用語の解説とひとくち話[コラム]を挿入しました。コラムは興味本位でまとめたので、学問的には少しあやしい点があるかと思いますが、筆者の意図をご理解いただいてお許しをいただければ幸いです。”と言葉を添えているコラムまでもが面白いです。アロマを勉強している人には必読の本の1冊だと思います。

井上先生のご冥福をお祈りいたします。

町田 久

cera

中医学に学ぶこれからの医療のかたち

7月下旬に北海道の川湯温泉、札幌、下川町を回って来ました。それぞれ講演会、研究会がありました。川湯温泉は摩周湖まで車で20~30分のところの阿寒国立公園の中にあり、何といっても温泉が自慢です。それぞれの旅館、ホテルの温泉は近くの硫黄山から流下してくる温泉です。全て源泉かけ流しで、57~58度の温泉源を持ち、ph1.6~1.9の酸性硫化水素泉、酸性硫黄泉です。38度ほどの中温度の温泉に少し長めの入浴をしたり、42度ほどの高温度の温泉にさっと入ったりと良質なお湯を楽しめる国内有数の温泉です。来年秋には、源泉かけ流し全国大会が開かれます。
旅館、ホテルを出れば、アカエゾマツはじめ、シラカンバ、ミズナラの森が広がります。また6月から9月初めまでは硫黄山までの2キロのつつじヶ原散策ができます。これらの散策に、ビタミンマッサージ、鍼などのセラピー、サプリメント療法、食事療法などを加えたプログラムを作り、統合医療を推進する町にしていこうと仲間が集まり、色々な企画がされています。

その一環として、今回は福建中医薬大学の前身福建中医学院前院長の杜先生をお呼びして、講演会を川湯ふるさと館で開きました。
中医学の特徴、また中国におけるアロマセラピーの話をしていただきました。
中医学の特徴としてアレルギーに対する治療、解毒、血流改善などをあげられていましたが、どれもが西洋医学のように一方通行の治療ではなく、行きすぎることがないのが中医学です。
たとえば血糖を抑える西洋薬(化学薬品)は、正常値に戻そうとするものではなく、どんどん血糖値を下げて行きますので、量を加減しないとしまいには低血糖になってしまい、何らかの副作用が伴います。それに対して、漢方薬など自然物を原料とするものは、基本的には正常値の範囲まで下げるものです。
また、太極図でも解釈されますが、中医学は常に全身を診ながら、患部(部分)を診て行きます。反対に、舌や脈などの部分から全身を診断していきます。これらは統合医療の基本の考え方でもあります。薬、放射線、手術など標準治療は患部(部分)の治療です。患部だけを良い状態にしようとしますが、全身の健康状態を良くしていこうとする治療、視点が欠けています。それを踏まえ、統合医療ではサプリメント、アロマセラピー、鍼治療など代替医療で全身の健康状態を向上させ、そのうえで標準治療を受けることで、一層治療効果を上げようとするものです。

日本でもがん患者の45%が何らかの代替医療を利用し、そのうち96%がサプリメントを利用していると“補完代替医療ガイドブック”に紹介されています。サプリメントは薬と同じようにエビデンス(裏付け)があることもあり、医療機関でも勧めるところが多くなってきていますが、これでは片手落ちと言わざるを得ないでしょう。
温泉療法、アロマセラピー、鍼、食事療法、森林散策療法、音楽療法、色彩療法、運動療法、気功、ヨガなどたくさんの代替療法を加えていくべきなのです。自然環境を利用した思いやりの医療、アロマセラピー、鍼など患者さんと触れ合う手技療法などは日本が得意とする分野ですので、今後日本が世界のモデルとなって作り上げていく医療の形だと考えています。

町田 久

cera

目の健康を考える

亀田総合病院の眼科で診断を受けてきました。亀田総合病院は、先日テレビ東京の人気番組“カンブリア宮殿”で放送されたばかりです。作家村上龍と亀田信介院長との対談の形をとり、亀田総合病院にカメラが入り、画像を通して病院内での色々なサービス、また医療に対する考え、病院の取り組み方などが紹介されていました。
亀田院長は“病院というのは誰も長くは居たくない場所、だからこそ最高のサービスが必要である”と話されていました。病室は1000床近く、ドクターは400名、看護師は800名。全室オーシャンビューでバストイレ付、家族の人も病室に泊まれます。面会時間も家族カードで24時間OKです。病院食も14種類から選ぶことができます。院内にはお酒の飲める鉄板焼きなど本格的なレストランもあります。他にも“患者さまサポートセンター”にはコンシェルジュがいて、新聞から日用品まで買い物もパソコンでお願いできます。多くの特徴が挙げられますが、レベルの高いドクターや看護師、医療スタッフがいることが一番でしょう。
院長は“あと5年で首都圏で起こる急激な高齢化とそれに伴う医療、介護の供給不足問題について、常識を超えた取り組み方をしないと医療体制が壊れ、医療側が患者を受けられなくなる”と話されています。

その亀田病院眼科での診断は両目の緑内障という診断でした。自覚症状としては、眩しく、視力の衰えを感じていましたが、診断の結果は、特に左目の眼がしらの下の場所の視野狭窄がひどくなっていました。ただ視力検査もしましたが、裸眼で左右0.1、メガネをして左右1.5でした。目の中央で見ているのでしょう。
“眼科ではメガネ、コンタクトレンズを使った矯正視力、特に最高の視力が出るようにして測った完全矯正視力をもとにして、その目が正常か異常かの判断をします。目の病気という観点からは裸眼視力は無意味な数字で、強いて言えば裸眼視力がこの程度なら完全矯正視力はこれ以上のはずと推定できるもの”と亀田総合病院眼科部長堀田先生が説明しています。

緑内障は眼圧が高いのが原因で視神経に障害を与えると習ってきましたが、眼圧の正常値は10~21mmHg、私は両眼とも13~14mmHgと正常値でした。今は緑内障のほとんどの人が、眼圧が原因ではなく、治療法もないそうです。そして老化とも関係がないといいます。ちなみに白内障は老化によって生じますので、白内障と緑内障とは全く性質の違うものだと言えます。私の場合は中学生から特に左目の近視がひどくなり、苦労してきましたので、それが原因ではないかと思っています。

視力は、ピクノ・ベリーとビタミンAを併せて摂取すると視力は上がってきます。ピクノ・ベリーはフランス海岸松樹皮エキスのピクノジェノールにアスタキサンチン、ビルベリー、ルテインを加え、目のための抗酸化作用をもたらす製品です。なかなかの優れものです。(㈱サイエンスサプリ 定価14,700円)
また、このところ青色光(ブルーライト)をカットするメガネをかけています。光に含まれている青色光を長期間浴びた場合、角膜や水晶体では吸収されず、網膜に達し、視細胞を傷つけます。視力低下を引き起す加齢黄班変性症の原因にもなります。5月21日の金環日食で注意された日食網膜症の原因としても注目されました。パソコンやスマホなど液晶画面を長く見ている人にはお勧めです。

町田 久

cera