毎年暮れになると健康診断を受けに行きます。
日常色々なサプリメントを入れていますが、検診の1,2月前から狙いを定めて、そのためのサプリメントの量を増やしていきます。去年は視力に焦点を合わせました。視力はサンクリニック(乳腺科、内科、小児科)の杉野先生からピクノベリーとプラセンターエキスを患者さんに勧めて、視力が良くなっている患者さんが多いと報告を受けていました。そこで今回の検診に際し、私は視力回復のためにピクノベリーとビタミンAを多く摂取してみました。
結果は2006年11月29日、右0.7、左0.6の矯正視力が、2007年11月1日、右1.0、左1.0に回復していました。この数字は杉野先生から受けた20~30例の報告と同じようなものでした。

ピクノベリーはフランス海岸松から抽出したピクノジェノールにルテイン、ビルベリー、アスタキサンチンなど眼に対する抗酸化物質を配合したものです。
ピクノジェノールは子宮内膜症、月経痛によく使われるもので、アメリカなどではアスピリンの代わりに心臓発作、脳卒中の予防に使われています。また失明原因1位の糖尿病による網膜症に効果が見られています。網膜の毛細血管のもろくなるのを防ぎと弾力性を高めて保護する働きがあるという研究結果が出ています。
ルテインは、ほうれん草などに多く含まれているカロテノイドで水晶体と黄斑部(眼の奥、眼底の中心とその周辺)にあって酸化を防いでいます。
アスタキサンチンはサケ、イクラ、エビ、またカニなどの甲殻類の殻に見られる赤色のカロテノイドで光障害から眼を保護する抗酸化物質です。
ビルベリーはブルベリーの原生種と言われ、北米、カナダの砂地に生育し、黒紫色の果実をつけます。その果皮にアントシアニンという抗酸化物質を含んでいます。アントシアニンはロドプシンの働きを助けます。ロドプシンは目の網膜にある紫色の色素で、ロドプシンに光が当たることで分解され、そのエネルギーが脳に信号を送り、“ものが見える”と認識されます。このときビタミンAと共にアントシアニンがロドプシンの再合成に関わります。ロドプシンの再合成が視力回復には最も重要な働きと言えるでしょう。

眼球の内腔を埋める硝子体は透明なゼリー状の組織でコラーゲンとヒアルロン酸が成分です。硝子体の透明度は視力の必要条件です。コラーゲンの生成にはビタミンCが、ヒアルロン酸の生成にはビタミンAが必要です。このようにピクノベリーとビタミンAを併用して摂取することは、視力、網膜症のみならず、眼精疲労、ドライアイ、鳥目など眼の一般的な疾患に有効です。
眼は光を視るということですから、どうしても光による眼の酸化は免れられません。カメラのレンズにあたる水晶体が白濁して視力が低下してくる病気である白内障は通常50~60歳に発病し、60歳で65%、85歳で100%と罹患してきます。光による眼の酸化を防ぐのはビタミンA,Cです。これから紫外線が強くなります。この期間、充分なビタミンA,Cを補給することが大切です。

町田 久