今年は例年より1ヶ月も早くインフルエンザの流行の兆しが見えています。
インフルエンザはなかなか厄介な病気で、1918年のスペインかぜは38年間、1957年のアジアかぜは11年間、そして1968年香港かぜ、1977年ソ連かぜと続き、世界中で猛威をふるってきています。スペインかぜでは当時世界の人口は18億人、その30%の6億人が罹患し、その罹患者の2.5%の2000万人~4000万人が死亡しています。日本は当時5700万人、40%の2300万人が罹患し、その1.7%弱の38万人が死亡しています。当時は薬もワクチンも持っていませんでしたので、猛威をふるい大流行したのでしょう。

しかし現在、鳥及び新型インフルエンザの流行が間違いなく出てくると言われています。この鳥及び新型インフルエンザが流行すると世界で5000万人~6000万人、日本でも60万人以上の死者が出ると予想されています。スペインかぜ当時は4ヶ月かかっていたのが、いまはジェットの時代、ウイルスは4日間で世界を1周してします。そして世界の人口は現在65億人、日本の人口は1億3千万人と人口が大幅に増大しています。
またウイルスの型に大きな問題があります。インフルエンザウイルス粒子内の抗原性の違いからA,B,Cの3つ型に分けられますが、このうち流行的な広がりを見せるのがA型とB型で、特にA型はブタ、トリなど人畜共通感染症として広く分布していくのが特徴。A型ウイルスは粒子表面の糖タンパクの違いでHとNがあり、鳥及び新型インフルエンザはH5N1型です。
型が分かっているのになぜワクチンで予防できないか、それはインフルエンザウイルスがわずかに抗原性を変化させてヒトの免疫から逃れているからです。変化したウイルスに対するワクチン、パンデミック(流行)ワクチンを作るのに早くて6ヶ月はかかるそうです。H5N1型インフルエンザは今年2月までに感染者が361名、死亡者は60%と強い増殖能があります。今のところ20歳台の感染者が多く、ほとんどがトリの世話をして、直接あるいは密接な接触があった人で、人から人への感染はごくわずかな例にとどまっています。

インフルエンザはもちろんですが、普通の風邪の2分1から3分1はライノウイルスによるもので、この種類だけでも数百あるといわれ、欧米ではライノウイルスのことを(鼻)かぜウイルスと呼んでいます。ウイルスは我々の体のリボゾームというタンパク質を作る工場に入り込み、我々のタンパク質を作る工場を利用して、ウイルスを製造してウイルスを多数放出していきます。そのウイルスがまた新たな細胞の工場に入り込んでいきますから、あっという間にウイルスで感染されてしまいます。1日2日の潜伏期間で発病します。外出後、手を洗うこと、うがいをすることからはじめましょう。
ウーロン茶でうがいすると良いと報告されています。モミの木の精油を部屋に置いておくのもいいですし、モミの木のセラオイルで鼻の横、鼻の下を朝晩マッサージするのもいいでしょう。モミの木には抗菌作用が強いです。そしてやはり極めつけはビタミンCと免疫賦活サプリメントを朝、昼、夜と3,4回摂取することがウイルスを増殖させない方法でしょう。ビタミンCはウイルスが増殖する工場、リボゾームにウイルスが入れないように邪魔をしていきますし、直接ウイルスに戦う力もあります。そのためにビタミンC濃度を一杯に上げていかなければなりません。
果物、野菜など食べ物ではたくさん食べても3分の1濃度しかあがりません。サプリメントでビタミンCを積極的に取りましょう。

町田 久