私は相変わらず月の半分以上は東京にいません。国内では奄美大島、宮崎市、島根県飯南町、神戸、大阪、千葉県館山市、千葉県鴨川市、長野県飯山市、北海道札幌市、北海道下川町、北海道川湯温泉などを回り、その他6月4日は北海道釧路市、25日は藤沢市など全国でセミナ―があります。海外は毎月台湾、年3~4回は韓国、中国に行きますが、今年の9月はスペイン、来年5月は内モンゴル自治区、6月カナダと予定が入っています。
宇都宮の半田医院の半田えみ先生は私のことを“日本で一番忙しい鍼灸師”と言っていますし、他の人は“マグロの回遊みたいなもので、停まるとまずいだろう”などと話していました。

5月の中旬、韓国ソウルに行ってきました。15年来の友人の美容整形外科医のKIM先生を台湾の中医統合医療センターの東上さんと訪ねました。韓国は4月現在13ヶ月経常収支が黒字を続け、2011年の経済成長率をみる実質国内総生産(GDP)は前年比4.5%増加の見込みで、特に貿易収支は27億ドルの黒字になっています。先日北京に行きましたが、タクシーのほとんどが韓国産でした。1997年の経済破綻から漸く安定してきたのでしょうか、少し落ち着いてきた町の様子でした。ちなみに日本のGDPは2010年10月から2011年3月まで2期(3ヶ月ごと)連続マイナス成長です。
現在KIM先生はLEE先生と一緒に7階建ての美容整形クリニックを持っています。それを来年春には20階建てのメディカルセンターを開業しようとしています。その中にマチダプログラムを作り、補完代替医療を勧めていきたいと企画しています。韓国にはウエディングドレスの商店街通り、照明器具屋の通り、車の部品屋の通りなどが見られますが美容整形外科クリニックの通りもあります。その通りはウソみたいに道の両側には美容整形外科ビルが続きます。また8月に韓国の南の島、済洲島の大学のセミナ―が予定されています。

韓国から羽田に着き、そのまま夜の飛行機で札幌、鍼灸学校のセミナ―を終えて、1日あいだを空けて、島根県飯南町に招かれて行ってきました。出雲空港から広島方面に車で1時間少しのところにある人口5600人弱の町で、1000メートルを超える山々に囲まれ、林野原野率は91%。街から10キロほどのところに島根県県民の森があり、その森の中に森のホテル“もりのす”が4月29日オープンしました。森林セラピー基地として、森林セラピスト、ガイドが森の散策をサポートしてくれます。
その“もりのす”を舞台にして飯南町は「生命地域」宣言を基本理念として健康をテーマにした街つくりを目指しています。飯南町の山碕町長、松田参事、産業振興課の三島さん、町との第三セクタ―を作っている㈱フロンティアあかぎの安部社長などと飯南町の街づくりについて話してきました。私の街つくりは森林セラピーにアロマセラピー、鍼治療などの手技のセラピーを加えること。まず町の住民、特に高齢者の健康を考える場所にします。今田舎では膝の具合が悪いこともあり、家にこもる単身高齢者が多くなっています。“もりのす”を舞台にし、これらのセラピーを通じて元気な高齢者の町にすること。そして島根県、広島県などの健保組合、企業、病院などに声をかけて利用者を増やすこと。ゆくゆくは統合医療センターとして、がんの患者さんをはじめ、色々な疾患を持った人に利用していただき、元気をもらって欲しいとアイディアはどんどん膨らんでいきます。

町田 久