インフルエンザが流行のピークをようやく越えたようです。今年も無事に乗り切ることができました。思えば、子供たちが小さかったころは、毎年必ず、インフルエンザをはじめとしたあらゆる種類の風邪にかかっていました。
生まれたばかりの赤ちゃんは病気にはならないと言われています。母子免疫(受動免疫)と呼ばれ、母親が免疫をもっているとその抗体が赤ちゃんに移行するため、一定期間病気から免れられるというものです。
「免疫」とは、「疫(病気)を免れる」システムのことです。人間は身体に入ってきたウィルスなどの異物を、自分の身体とは異なるものと区別して排除しようとします。特定のウィルスに対しては細胞が覚えているため、2度目に侵入してきたときは、それに対応する「抗体」を作って攻撃することができます。赤ちゃんは、胎盤を通して母親の抗体をもらって生まれてくるのです。そのため母親がもっている抗体と同じくらい持っていると言われています。もらった抗体を少しずつ消費していくのと比例して、自分自身で作り出す抗体の量が増えていきます。ちょうど幼稚園に入園するくらいの年齢から、集団の中でウィルスに感染しても抵抗力がついていくようになるのです。確かに、子どもたちが小学生になるころに、ようやく病気の嵐から解放されたように思います。
せっかく抗体を作り出しても、多くの影響を受けて免疫力が下がってしまうことがあります。たとえば、最近は平熱が36℃未満の低体温の子どもが多いそうですが、平均体温が1℃下がると免疫力は30%以上も下がってしまいます。抗体を作り出してくれている白血球が、血流が悪いために体中に運ばれなくなっている状態になっているのです。風邪をひいたときに熱が高くなるのも、体温を上げて免疫力を上げようとする防衛反応であることからも、体温が免疫力に与える影響がわかります。
低体温を改善し、血行をよくするためには、運動、たんぱく質やビタミン類のバランスのとれた食事、入浴、マッサージが有効です。身体が温まると、溜まっていた老廃物が排出され、リンパの流れが改善されます。白血球がきちんとした働きをしてくれるのと同時に、体内の有害物や毒素が少なくなるので、新しく体内に侵入してきた異物に対しても反応のスピードが上がり、すばやく攻撃できるようになります。身体が健康でいられる体温は36.5~37℃だそうです。血行をよくし、身体を温めて、ウィルスに負けない身体づくりをしていきたいですね。

町田映子