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今月は、静岡のパートナさんからのご依頼で講演をさせていただきました。静岡に向かう途中には富士山や駿河湾を見ることができ、さらに市街が一望できるすてきなレストランでたくさんのお客様と過ごし、本当にしあわせな一時でした。

お話しさせていただいた内容は、多くのテレビ番組で特集が組まれ話題の腸内フローラです。 腸内フローラが存在しているのは、小腸の回腸から大腸にかけてです。 1㎏以上の腸内細菌が生息し、善玉菌と悪玉菌とのバランスによって、美容や健康に多くの影響を与えていますが、実は大切なのは腸内フローラそのものだけではありません。
私たちが食事をすると小腸で栄養素が分解吸収されます。たくさんの栄養を吸収するために、小腸には絨毛がびっしりと並び、それを広げていくと体表面積の100倍以上にもなると言われています。大腸にはこの絨毛はありません。大腸では水分のみが吸収される仕組みになっているからです。そのため大腸には吸収しきれなかったものが蓄積されたりと、大腸での病気が多発しやすいようにできているのです。小腸できちんと栄養素を分解し吸収することがいかに大切になるかお分かりいただけるでしょう。

小腸で栄養素は細かく分解されますが、それをからだ中に血管を通して運ぶにはタンパク質が必要です。タンパク質・プロテインと聞くと、どうしても筋肉増強というイメージがありますが、私たちのからだを形づくるためにはどうしても不可欠な栄養素なのです。どんなものにも必ずタンパク質が基本となります。
タンパク質を食事から摂るためには、いくつか注意が必要です。たとえば、タンパク質がたくさん摂れる卵。MからLサイズで5gのタンパク質が入っています。特に白身は水分を除くと、ほとんどがタンパク質です。卵は、昔の映画のように生卵のまま飲み込むのはお勧めできません。吸収がいいのは、火が通った状態です。これは卵白に含まれる“オボムコイド”という糖タンパクが、タンパク消化酵素である”トリプシン”の作用を阻害してしまう働きがあるから。せっかく卵を食べてもタンパク質の消化が妨げられ、体内の利用効率が下がります。タンパク質の生体利用率は生卵で51%、加熱された卵では91%との報告もあるほどです。

食事から必要な栄養を採るのも簡単なことではありません。
普段の食事とプロテインサプリメントを上手に調節しながら、腸内環境から健康でありたいものです。