15247210_s

先日、介護の現場でタッチングを有効に使うケアが広がっているという新聞記事が掲載されていました。タクティールケアやセラピューティックケアといった服のうえからなでるようにして行うことによって安心感が得られるケアが主流のようです。私もタクティールケアの体験会に参加したことがありますが、じんわりと温かくなる感覚がありました。
「触れる」というタッチングの効果はたくさんあります。痛みを緩和したり、副交感神経を活発にしたり、しあわせホルモンの分泌を促してくれたりします。実際に触れることによって、安心感や信頼感といった気持ちが落ち着く感覚を得られることが報告されています。

さらにビタミンEを取り入れる機能性を持たせたのがビタミンマッサージです。オイルを塗布するのでかならず肌に直接触れることになるのですが、肌に触れた手からはとても多くのことが伝わってきます。
手のひらにはたくさんの感覚神経があります。私たち人間が持つ感覚器官はほかにも多くありますが、手は感覚器としてかなり高性能にできています。手で感じるザラザラした感覚といったような情報は大脳新皮質の感覚野へと伝わります。このザラザラという感覚が1ミクロンの差だったとしても私たちの手はその感覚が分かるようにできています。特に指は多くの情報が得られるようになっていて、動かしているときの指は静止しているときの30倍の解析能力があります。サンドペーパーの粗さの違いが触れてわかるほどの高度な能力なのです。ほかにも暑さ寒さの温度覚や形、刺激も違いが同時に感じられるため、感じる場所が少しでも離れていれば二つの刺激を同時に認識できるようになっています。

長年通っていただいているお客様が、杖をつきながら施術を受けにいらっしゃいました。脚の疲れがとれていくのが分かると言っていただいたので、セラにいらしていただくためにも脚を労らなくてはとお返事して二人で大笑いしました。
痛みや辛さが軽くなると思っていただけるのは本当にうれしいことだなと改めて思います。手の持つ機能やタッチング効果を実感した時間でした。