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先日長野県飯山市の赤十字病院でビタミンマッサージの講座を開催しました。皆さん医療関係者だけあって、非常に熱心に取り組んでいただいていた姿が印象的でした。飯山にお伺いする際、何も考えず軽装で駅に降り立ったら、雪が斜めに降っていて驚きました。今年は暖冬と騒がれているので、雪が降っているとは思っていなかったのです。

暖冬というと、今年の冬は暖かいと思ってしまいがちですが、ずっと暖かい陽気が続くわけではありません。確かに平均気温は高いのですが、反対に急に寒い日があったりと気温の差が激しいのが特徴です。そのため暖冬だからこそ体調管理が難しくなります。
寒暖差が激しいと、ダメージを受けるのが自律神経です。私たちのからだは自律神経によって体温を調節しています。寒いときには体温を逃さないように、暑いときには体温を発散させるように、うまくバランスをとってくれます。ですが、7℃以上の違いにはなかなか対応ができません。暖冬だと油断していると突然気温が下がる日があり、自律神経のバランスが保てなくなるとさまざまな症状が出てきてしまいます。これが寒暖差アレルギーと呼ばれる症状です。

たとえば、暖かい室内から外へ出るとくしゃみや鼻水が出ることがあります。これらは一般に言うアレルゲンを持つアレルギー症状とは異なります。アレルギーのテストをしても何ら反応が出ないこと、また目の充血が見られないこと等がアレルギー性の症状との違いです。血管運動性鼻炎というのが正式な学名です。鼻の粘膜にある自律神経が誤作動することによって、過剰反応を引き起こし、アレルギーのような症状が出るのです。温度差だけではなくストレスや睡眠不足、食事などの影響も受けて発症してしまいます。なかには、頭痛や食欲不振の全身症状や喘息になるケースも。
アレルギーではないということは、決定的な治療法もありません。温度差が出ないように衣服やマスクで調整すること、お風呂にゆっくり入ったり適度な運動をして血行をよくすることが大切です。からだを温めてくれる食材も有効です。
この時期にくしゃみや鼻水が出たら、自律神経のバランスが崩れている可能性があります。日常生活の改善に取り組みましょう。