52403463 - light therapy

今年は南米で初めてリオデジャネイロでオリンピックが開催されます。ニュースでも盛り上がりを見せるなか、リオだからこその問題点も多くあがっているようです。その一つが時差。日本とは12時間の時差があり昼夜が逆転しています。選手たちにとって、この時差を埋めていくことが大変な負担となるのです。数か月前からリオとあまり時差のない国でトレーニングをしたり、生活リズムを少しずつずらしていくことで徐々に体を慣れさせていくといった対策がとられています。

皆さんもやはり同じように時差ぼけになった経験があるかと思います。このとき関係してくるのが、体内時計です。体内時計は日に3回の食事時間に空腹を感じるときに使われるイメージがありますが、実際の体内時計は脳にあります。脳の視交叉上核により、時間が測定され行動の時間周期や睡眠が影響を受けると言われています。この体内時計のはたらきによって、私たちは日中活動的になり、夜になると体が休息するようにできているのです。

また、体内時計はメラトニンをコントロールしていることでも知られています。メラトニンとは同じく脳にある松果体から分泌されるホルモンです。私たちが夜自然と眠くなるように誘ってくれる睡眠ホルモンです。反対に朝しっかりと太陽光を浴びることによって、メラトニンの分泌は抑制され脳は覚醒することになります。 同時に、太陽光によって体内時計がリセットされて、14~16時間後に松果体は再びメラトニンを分泌するようにタイマーがセットされるのです。時差ぼけを予防する対策として、機内での睡眠時間に注意したり、現地で太陽の光を浴びるようにすることが挙げられるのはこのためです。

夏の暑さだけではなく、夜遅くまでオリンピックのテレビ放映を見てしまったりと寝不足に陥りがちです。しっかりと睡眠をとる環境をつくり、体内時計をコントロールしていきましょう。