がんの補完代替医療

いま、医療の世界ではガンに対する治療が大きく変わりつつあります。
今までは抗がん剤、放射線、外科手術によってガン細胞を徹底して叩こうとしていました。しかしあまりにガンを叩こうと一方的なため、自分の体の免疫はどんどん落ちてしまいます。髪の毛が抜け、ひどい吐き気がして食事も取れなくなり、睡眠も良く取れず、気分が落ち込みます。QOL(生活の質)がどんどん落ち込んでいきます。一方的な強い治療によってガン細胞がすっかり無くなると完治するわけですが、どんなに強い治療をしても、ゼロにはならず、数%生き残るガン細胞も出てきます。
生き残ったがん細胞は5年、8年、10年と経つと、又大きくなってきます。大きくなってきたガン細胞は強い治療で生き残ってきたわけですから、今度は強い治療を施しても効果的に働いてくれません。

それに対してなるべく体に負担がかからないやさしい治療をしていこうとする動きが出てきています。
ガン細胞に対して、放射線は周りを傷つけないようにワンポイントに、外科手術はなるべく開腹せず鏡視下での手術、そして抗ガン剤も小用量法で、副作用を少なくしていきます。ガンを徹底して叩くのではなく、身体に優しい治療で自分自身の免疫力を高めてガンに対処していこうとするものです。免疫を高める薬はなかなか出て来ていないのが現状です。免疫を上げるには食べ物を食べること(味覚)、触れること(触覚)、匂いを嗅ぐこと(嗅覚)、視ること(視覚)、聴くこと(聴覚)など五感を刺激していかなければなりません。アロマセラピー、音楽療法、色彩療法なども、その範疇にあるものです。

サプリメントの中で天然物のきのこ類由来ものに免疫を高めるものがあります。サルノコシカケ、アガリクスなどもその仲間で、その成分はβーグルカンですが,AHCCの成分にはαーグルカンにあるのが特徴です。その成分が作用してTNF-α、IFN-γ、インターロイキンー12などのサイトカインを盛んに産生して行きます。これらのサイトカイン(生理活性物質)によって、免疫力が高まってガンと戦う白血球が増強します。
薬ではなく天然物によるこれらの療法は補完代替療法と言われています。アメリカでは1000以上の大学の医学部で講座を持っていますが、日本では金沢大学、大阪大学にしかありません。まだまだ足を踏み出したところです。
サプリメントに限らず、医療の世界に欠けているタッチング(ふれあい)も東洋のお家芸です。日本が補完代替医療を世界に進める旗頭になることを夢見ています。

町田 久

体に必要な乳製品

2006年度の書籍の発行部数ベスト5に“病気にならない生き方”という本が入っています。
200万部は出版されているでしょうか。この本の中で牛乳、乳製品は飲まないようにと勧めています。かえって骨粗しょう症を招く、貧血を起こすと書いてありました。また小児のアレルギー患者は牛乳に含まれている乳糖の摂取に気を遣わないとアレルギーは治らないと説くドクターも多くいます。牛乳の摂取量が年々落ち込み、平成16年度で1世帯あたり244mlとコップ1杯ちょっとという消費量にみられるような牛乳離れが進む中、気になる情報です。

私は北海道生まれで、バスで雪印の工場まで行ける距離に住んでいましたので、よく子供の頃、休みの日にバター、チーズ、牛乳を工場まで買いに行っていた思い出があります。
高校を出て東京に来て驚いたことの一つはバターの大きさでした。私が子供の頃、工場から買ってきたのは1ポンドで、それが東京では4分1ポンド、8分の1ポンドでした。子供の頃はよく暖かいご飯の上にバターを乗せて溶かして食べていましたし、牛乳も毎朝何本も配達されてきました。ですから乳製品を摂取することには何の抵抗もありませんでしたし、当時牛乳アレルギーもあまり耳にしませんでした。

先日日本酪農科学会が主催する牛乳市民講座に出席してきました。
その会で女子栄養大学学長の香川先生は四群点数法による食事を勧めていらっしゃいました。その第一番目に牛乳、乳製品を挙げています。大学のクリニックにおいて乳製品の摂取量と寿命、病気との関係を十数年に亘ってデータを作っています。四群点数法は第1群:乳・乳製品・卵、第2群:魚介・肉・豆製品、第3群:野菜・芋・果物、第4群:穀類・油脂・砂糖に分け、そこに1点80Kcalとして3、3、3、11、計20点で1600Kcalを摂っていこうとするものです。
私が勧めている毎日摂取する食事も乳製品、卵、肉、魚、大豆、海草、野菜、果物、油脂、繊維ですからほとんどが4群にはいります。卵は1個、牛乳1本、三角チーズ1個、ヨーグルト1個、肉50g、魚50gをタンパク質摂取のために勧めています。これで600から700kcalぐらいでしょう。

また桜美林大学院老年学教授の柴田先生は東京小金井市の70歳以上の高齢者を10年間追ったデータを発表しました。
毎日牛乳を飲む男性は10年間生存率77%に対して、時々飲む、全く飲まない男性は62%と特に男性の場合には大きな差が出てきます。先生は牛乳の飲み方をお酒の飲み方に例えていました。少しずつ人肌に暖めて飲むこと、継続して飲むように勧めています。
昔から“牛乳はかんで飲め”と言われていますが、牛乳を一気に多飲すると血中のカルシウム濃度が急激に上がり、その結果、体から急速にカルシウムを排泄するようになります。また消化機能が未熟な小児はもともと潜在的に鉄欠乏の状態にあり、そこに牛乳のみを多飲すると、牛乳には鉄があまり含まれていないため、鉄欠乏状態で腸の粘膜を傷害して腸管出血を起こし、貧血を引き起こしていきます。
牛乳の飲み方にちょっとした工夫をして、毎日の食生活に取り入れていきましょう。

株式会社セラ 町田 久

花粉症対策

関東の今年のスギ花粉の飛散量は、昨年8月の猛暑と日照時間が長かったことでスギの成長が良く、昨年春より1.5~3倍というかなり多い飛散が予想されています。
もう鼻がムズムズしたり、くしゃみをしている人が目立つようになってきています。飛散は3月中旬をピークに4月中旬まで続きます。戦後、木材を得るため加工しやすいスギが大量に植林され、現在開花適齢期を迎えていること、温暖化によって量が増えていることでスギ花粉の患者が増え、5人に1人が症状を持っている国民病ともいわれています。

都心の人に花粉症が多いのは、大気汚染の元凶、ディーゼル排気微粒子(DEP)が花粉に対する抗体を作りやすくしているといわれています。
ウイルス、細菌、そして花粉なども我々にとって異種タンパク質で、それらが入ってくると自分の体にとっては異物と判断し、ウイルス・細菌・花粉などを排除する働きを持つ物質、抗体を作り出します。この抗体となるのは免疫グロブリンIgと呼ばれるタンパク質のグループです。
IgにはIgA、IgM、IgG、IgD、IgEの5種類があり、花粉症にかかわるのは主としてIgEであることがわかっています。花粉症の場合、IgEが本来の仕事を外れて、外敵ではなく自分を攻撃することによって起きてしまいます。花粉が鼻の粘膜に入ると、炎症などの腫れが見られるところにたくさんいる肥満細胞の表面にくっついているIgE抗体に結合します。肥満細胞にIgE抗体がつきやすいかどうかも花粉症になりやすいか、なりにくいかを決めています。IgE抗体が花粉を捕らえると肥満細胞は活性化し、ヒスタミンなどを放出して、くしゃみを出しさせたり、血管の透過性を高めて浮腫、鼻汁を増加させ、鼻詰まりなどのアレルギー症状を起こします。目の場合も同様に結膜上で肥満細胞のIgE抗体に花粉が結合して涙を分泌させ、神経を刺激してかゆみなどを生じさせます。

帝京大学医真菌センター所長の安部教授は香りとアレルギーの研究をしています。安部先生はIgE抗体に抗原(アレルゲン)が結合するのをバラの精油が防ぎ、ヒスタミンの放出をラベンダー・カモミール、アレルギー症状をユーカリ・ペパーミント、アレルギーの持続をティートリー・ゼラニウムが抑えると発表しています。特に花粉症の場合はミントが抑えていきます。ミントの香りをポケットに入れたり、ミントの入ったマッサージオイルで鼻の周りをマッサージするのが効果的です。

またTNF(腫瘍壊死因子)というサイトカイン(生理活性物質)が炎症、アレルギー反応にきわめて直接的な関係を持っています。
関東の今年のスギ花粉の飛散量は昨年8月の猛暑と日照時間が長かったことでスギの成長が良く、昨年春より1.5~3倍というかなり多い飛散が予想されています。もう鼻がムズムズしたり、くしゃみをしている人が目立つようになってきています。飛散は3月中旬をピークに4月中旬まで続きます。戦後、木材を得るため加工しやすいスギが大量に植林され、現在開花適齢期を迎えていること、温暖化によって量が増えていることでスギ花粉の患者が増え、5人に1人が症状を持っている国民病ともいわれています。
都心の人に花粉症が多いのは、大気汚染の元凶、ディーゼル排気微粒子(DEP)が花粉に対する抗体を作りやすくしているといわれています。ウイルス、細菌、そして花粉なども我々にとって異種タンパク質で、それらが入ってくると自分の体にとっては異物と判断し、ウイルス・細菌・花粉などを排除する働きを持つ物質、抗体を作り出します。この抗体となるのは免疫グロブリンIgと呼ばれるタンパク質のグループです。IgにはIgA、IgM、IgG、IgD、IgEの5種類があり、花粉症にかかわるのは主としてIgEであることがわかっています。花粉症の場合、IgEが本来の仕事を外れて、外敵ではなく自分を攻撃することによって起きてしまいます。花粉が鼻の粘膜に入ると、炎症などの腫れが見られるところにたくさんいる肥満細胞の表面にくっついているIgE抗体に結合します。肥満細胞にIgE抗体がつきやすいかどうかも花粉症になりやすいか、なりにくいかを決めています。IgE抗体が花粉を捕らえると肥満細胞は活性化し、ヒスタミンなどを放出して、くしゃみを出しさせたり、血管の透過性を高めて浮腫、鼻汁を増加させ、鼻詰まりなどのアレルギー症状を起こします。目の場合も同様に結膜上で肥満細胞のIgE抗体に花粉が結合して涙を分泌させ、神経を刺激してかゆみなどを生じさせます。

帝京大学医真菌センター所長の安部教授は香りとアレルギーの研究をしています。安部先生はIgE抗体に抗原(アレルゲン)が結合するのをバラの精油が防ぎ、ヒスタミンの放出をラベンダー・カモミール、アレルギー症状をユーカリ・ペパーミント、アレルギーの持続をティートリー・ゼラニウムが抑えると発表しています。特に花粉症の場合はミントが抑えていきます。ミントの香りをポケットに入れたり、ミントの入ったマッサージオイルで鼻の周りをマッサージするのが効果的です。

またTNF(腫瘍壊死因子)というサイトカイン(生理活性物質)が炎症、アレルギー反応にきわめて直接的な関係を持っています。TNFは適正な量であれば、ガンの増殖を抑え、睡眠を促し、発熱、骨の代謝に関わり、疲労感を取ったりしますが、過剰に産生されると炎症、アレルギーを起こします。TNFの産生が多いとIgE抗体を増やします。TNFの産生がIgE抗体の産生を左右しているのです。北海道の契約農家で栽培された青ジソはTNFの産生を抑制し、花粉症などのアレルギーを抑える働きがあります。
1000枚の青ジソを原料とし、シソの葉エキス20グラムができます。マウスの実験ではTNF誘導物質を投与するとマウスのTNFの単位は1224となりますが、一方シソの葉エキスを飲ませてからTNF誘導物質を投与したマウスのTNFの単位は398と抑制率は68%になっています。シソの葉エキスが花粉症予防に効果があることが分かります。シソの葉エキスを飲料水等の中に1日何度も入れて、今年の花粉症対策をしましょう。

TNFは適正な量であれば、ガンの増殖を抑え、睡眠を促し、発熱、骨の代謝に関わり、疲労感を取ったりしますが、過剰に産生されると炎症、アレルギーを起こします。TNFの産生が多いとIgE抗体を増やします。TNFの産生がIgE抗体の産生を左右しているのです。北海道の契約農家で栽培された青ジソはTNFの産生を抑制し、花粉症などのアレルギーを抑える働きがあります。
1000枚の青ジソを原料とし、シソの葉エキス20グラムができます。マウスの実験ではTNF誘導物質を投与するとマウスのTNFの単位は1224となりますが、一方シソの葉エキスを飲ませてからTNF誘導物質を投与したマウスのTNFの単位は398と抑制率は68%になっています。シソの葉エキスが花粉症予防に効果があることが分かります。
シソの葉エキスを飲料水等の中に1日何度も入れて、今年の花粉症対策をしましょう。

株式会社セラ 町田 久

ビタミンCの効果

最近ビタミンCの話題が多く聞かれます。

私がビタミンCを勉強したのは1977年に講談社から出版された三石巌著“ビタミンC健康法”という本です。三石先生はその数年前から私の治療院に毎週通って来られていましたので、今でも手元に先生のサイン入りの本があります。また同じ年に翻訳されて出版され、ノーベル化学賞、平和賞と二つのノーベル賞を受賞したライナス・ポーリングの“ビタミンCとかぜ、インフルエンザ”も併せて読んでいました。

それ以来私は1日2グラムのビタミンCを飲み続けています。それ以前はよく熱を出して、歩くのもままならず、寝込んでしまったことがありましたが、ビタミンCを飲んでから30数年、風邪を含めて寝込んだことは一度もありません。風邪気のあるときには2グラムを3,4回と入れていきます。

ちなみに食間での吸収を100とすると食後は150と食後の方が吸収はいいです。またビタミンCで下痢をする人もいますが、そのような方は午後腸の動きが安定してきた時に入れるといいでしょう。

ビタミンCがなぜ風邪に有効なのかというメカニズムは二つあります。

一つはインターフェロンによるものです。我々はDNAの設計図を読み取ってリボゾームというところで設計図通りにタンパク質を作っていきますが、風邪のウイルスはそのリボゾームをウイルスの工場にして数万というウイルスを増殖していきます。このリボゾームに持ち込まれた遺伝情報がにせものであることを見破る(干渉する)のがインターフェロンです。インターフェロンを作るためにはビタミンCが補酵素として必要です。

もう一つは過酸化水素という活性酸素によるものです。ビタミンCはウイルスがあると自動酸化し、過酸化水素を作り、その毒性でウイルスを叩いていきます。ただ体内に必要以上に過酸化水素が増えていくと困ります。必要以上の過酸化水素はビタミンB2,セレニウムによって水に除去されていきますから、特にビタミンCを飲むときにはビタミンB群を一緒にとることが大事です。

ガンに対しても1970年代にライナス・ポーリングはキャメロン医師と研究を進め、1日10グラムを点滴と経口で投与し、進行ガン患者の生存期間を4倍ほど延長し、QOL(生活の質)を高めることを「米国科学アカデミー紀要」に発表しています。

しかし当時米国政府医療機関のメイヨー・クリニックではその治療効果を否定しました。それに対してポーリングは免疫系が健全であることが重要であると反論しています。この見解は今の医療においても言えることで、いかに免疫系を高めながら治療していくかが課題になっています。免疫賦活作用のあるサプリメントなどを利用しながらガンの治療をしている医師がアメリカ、日本で増えています。

現在アメリカを中心にビタミンC50~60グラムの点滴療法が行われています。高濃度のビタミンCを静脈に点滴すると、血液中を安全に運ばれて、ガン細胞を選択的に選び、過酸化水素を発生させてガン細胞を攻撃していくやり方です。ビタミンCの可能性に注目が集まっていると言えるでしょう。

株式会社セラ 町田 久