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2017年11月コラム「筋肉の質」

「筋肉の質に注意」についての記事が出ていました。見た目には筋肉のつきかたに変わりがないのに、実際動こうとすると運動機能が低下していると感じる人が増えているそうです。筋肉の質をチェックする動きとして、椅子立ち上がりテストが紹介されていました。片足で椅子から立ち上がるテストですが、昔から膝を痛めている私はすでに不可能ですが、皆さんはいかがですか?

筋肉は筋線維という細胞が束になったものです。同じ方向に向かって細長い線維が並んでいて、これらが縮んだり引っ張ることで筋肉が収縮します。この筋線維が太いと筋肉量が多く、重いものを持ったりする筋肉の大きさに比例します。年齢を重ねることで筋線維が細くなるため、若い頃に比べて筋肉量が減ることが考えられますが、必要なのは筋肉量だけではありません。

筋線維はその機能や特徴によって、赤筋と白筋に分けられます。赤筋は、遅筋とも呼ばれ、ゆっくりとした持続的な運動に適しています。反対に白筋は、速筋とも呼ばれ、瞬発的で大きな運動に適しています。この二つのバランスは、遠海を泳ぐマグロと近海にいるヒラメに例えられるように、個人差があり、どちらの筋肉が多いかによって得意な運動も異なってくるのが分かります。

高齢になると、この白筋の減少が見られるそうです。さらに運動の不足でも白筋は細くなってしまいます。高齢者に見られるゆったりとした動きはこの白筋と赤筋のバランスによるものと言えます。白筋を鍛えるためには、少し負荷があるかなくらいのトレーニングが必要です。ですが、急にジムに通ってマシーンを使うことは危険性も高いので、自宅で軽いスクワットなどの運動から始めましょう。筋線維のバランスを保つことで筋肉の質の向上を目指したいものです。

 

2017年9月コラム「ロコモにならないために」

治療院にいらしてくださる方々のなかには、膝や腰に痛みを抱えていらっしゃるケースが多く見られます。足腰に痛みが出ると途端に生活そのものが崩れていってしまうと皆さん足腰の大切さを感じられるようです。年齢を重ねるにつれ、どうしても不具合は出てきてしまいます。ですが、自分の足で動けるかどうかで行動範囲も精神的な安定も大きく違います。多少の不具合があっても自分で歩ける方は、行動範囲も広く好奇心も旺盛。お元気な方が多いように思います。

ロコモティブシンドロームという言葉を聞いたことがありますか? ロコモとも呼ばれる高齢者の方に多く見られる運動器障害です。筋肉や関節、靭帯といったような身体を動かすために必要な運動器に支障が出てくることにより、日常生活を一人でこなすことができなくなることを言い、進行すると介護が必要になってしまいます。要支援、介護認定を受ける原因として認知症や脳卒中と肩を並べると言われます。15分以上歩けない、支えなしに立ち上がることができない、転倒の危険性といったチェック項目がありますので、現状を把握しておくのもいいと思います。

ロコモにならないために、無理のない範囲での運動が必要です。ストレッチをしたり、つかまり立ちをして踵の上げ下ろしをするような簡単な運動を日常に取り入れる意識が大切です。
また、同時に栄養にも気を配っていただきたいと思います。だんだん食事の量が減ったり、好みの食事だけに偏りがちの方が多くなると聞きます。若い人じゃないから栄養はそんなに必要ないと思われがちですが、筋肉量が減る分、たんぱく質もかえって多く摂取していく必要があります。しっかり良質なたんぱく質を摂り、ハツラツとした毎日を送りましょう。